JR東日本が出した、新格安切符のお話

黙々日記

JRの格安切符というと代表的なのは「青春18きっぷ」が有名だと思うのですが、今回JR東日本が「キュンパス(正式名称はもっと長いけどカット!)」という平日向け割引きっぷを出しましたね。

大雑把な言い方をすると
(1)1日10000円でJR東日本のエリアが「乗り放題」
(2)新幹線や特急にも適用される(新幹線は1日2回しか乗れない)
(3)適用されるのは「平日」だけ

最初、この話を聞いた時は「JR、やるじゃん!」って思ったのですが、よくよく考えてみると微妙なところがいろいろあることに気づいてきた私・・・。

まず、この話を聞いた時に私は「知床まで格安で行けるんじゃない?」と思ったのですが、本州(新青森)から北海道(函館北斗)に渡る新幹線は適用外。あと、よくよく考えると北海道は「JR北海道」の管轄なのでこれも対象外。

簡単にいうと、北は青森、西は熱海とか伊東、松本、長野、直江津くらいまでしか行けないんだよね〜。

あと、新幹線が「1日に2回だけしか乗れない」というのもなかなか微妙です。まあそんなに1日に何回も新幹線を利用するプランもないだろうとは思うのですが、これって日帰り専用の割引切符なの?と思ってしまうわ〜。

関東から奥入瀬とかに行くならまあまあお得な切符のような気はするのですが、奥入瀬だと日帰りはできないし、平日オンリーの切符だから行き帰りどちらも割引したかったら、土日を挟んで4連休にするか、平日に休みを2日取るの???そんなに休み取れるサラリーマンっている?

元々「学生向き」と言われている切符なのですが、一般的なサラリーマンには使いにくい切符だな〜という印象です。

ただ、新幹線や特急を使えるので、青春18きっぷの弱点だった「安いけど時間がかかる」という点をクリアできます。上手く使えば便利なのかもね。

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